明治21年、英国人宣教師、A.Cショーが別荘を建てたことから、
その歴史が幕を開けた避暑地.軽井沢。
古き良き避暑地の面影を残す旧軽井沢は、美術館やホテル、
教会といった西洋文化の薫る名所が数多く点在しています。
広大な森の中の澄んだ空気の中にひっそりと別荘が建ち並んでいます。
ゆっくりと歩き散策するには最高なロケーション。
何とも言えない懐かしい風情が漂っています。
縁あって この素晴らしい環境の中での造園設計依頼を受けることになりました。
大きな樹木が立ち並び、どこまでも続いていく森。
建物と森とが自然に馴染み、違和感なく風景としてつながり、
全身で生命の力を感じることのできる庭づくりです。
建築〜庭. 庭〜森。
人工から自然への橋渡しとして、大きなウェイトを占めている庭。
改めて庭の重要性を感じます。
みどり豊かに潤いのある森と人が上手に共存出来る空間を目指して。
都内ではなかなか出会えないロケーションを最大限に活かし、スケール感を大きく
森とつながることを意識して考えていきたいと思います。(F)