染井吉野はすっかり散ってしまいましたが、落葉樹の葉が芽吹き、
日々変化するその姿はとても楽しいものです。
雨が多く、工事が滞ることもありますが、こんな雨が穀物の成長を促しています。
暦も「清明」から「穀雨」へと移ろいました。
武蔵野の特徴的な地形である「はけ」にも、そんな新緑の季節は訪れ、
豊かな湧水が作り出した水面にその影を揺らしています。
この「はけ」沿いには、かつて別荘として使われていた土地が、
庭園やフランス料理店、美術館、洋菓子店などと用途を変え、
今も小金井周辺には楽しめる場所が多く残されています。
これから端午の節句の頃にかけて、ますます葉が開き、
様々な階調の緑の濃淡を堪能できます。
日々、緑に接して仕事ができることに感謝して、
その移ろいを思う存分感じたいと思います。(T)